事業紹介

ヨウ素とは

ヨウ素イメージ
ヨウ素イメージ
原子番号 53
元素記号
原子量 126.9
比重 4.93(固体)
融点 113.7℃
沸点 184.5℃

ヨウ素はヨードとも呼ばれるハロゲン元素の1つで、常温で金属光沢を有する固体です。昇華しやすく独特の臭気があり、熱せられると紫色の蒸気を発生します。
当社では、天然ガスを採取する際に併産されるかん水からヨウ素成分を取り出すというかたちで生産を行っております。

かん水とヨウ素

かん水(鹹水)とは、塩化ナトリウムなどの塩分を含んだ水のことをいいます。
当地で生産されている天然ガスは水溶性天然ガスという種類のもので、採取時には地下水(かん水)が併産されます。この地下水は元々約200万年前の海水でしたが、海水と比べて約2,000倍もの濃度のヨウ素が含まれています。

人体とヨウ素

ヨウ素は体内の新陳代謝の調節・促進をおこなう甲状腺ホルモンの主要構成成分であり、生物の成長に必須の元素です。また、脂質・糖質・蛋白質の各代謝を促進させ体脂肪を燃焼するため、肥満を防ぐ働きもあります。

ヨード欠乏症

ヨード欠乏症

先にも述べたように、ヨウ素は人間にとって欠かすことのできない物質です。人間は体内でヨウ素を分泌することはできないので、ヨウ素が多く含まれている海藻や魚介類などの海産物を食べることで摂取する必要があります。
ヨウ素の1日の必要摂取量は成人で約130μg(わかめ2g程度)で、海藻類をよく食べる日本人はヨウ素が不足することはほとんどありません。しかし、海から遠く離れていてヨウ素を摂取する機会がほとんどない地域では、喉元の甲状腺が大きく腫れる甲状腺腫発育不全、知能障害、神経障害などの様々な知的・身体的発育障害といったヨード欠乏症(IDD : Iodine Deficiency Disorders)が深刻な問題となっており、ヨード欠乏症に悩まされている人の数は25カ国のおよそ6億8300万人に及ぶとされています。(当社調べ)

千葉県産天然ガスとヨウ素について知りたい方はこちらもご覧ください

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